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いいとこ取りのハワイ。
2011年 02月 17日 (木) 23:50 | 編集
僕がハワイで16年間在職していた会社。
そのカンパニー・プロファイルの
表紙から中面扉イメージ・ショットまで、
このブログで数回にわたって紹介してきましたが、
今回は、それを見開きでまとめて載せました。

cover for cp

spam spread cp

aloha spread cp

slipper spread cp

ハワイのミックス・カルチャーって、異文化のいいとこ取りといえるのかも。
このカンパニー・プロファイルは1998年のお仕事。英語と日本語の2バージョンをつくりました。
Cover Photo by Denjiro Sato
Inside Image Photo by Fumiaki Nishikawa (Studio BAGDAD)
Text by Mina Sakai


勤めていた会社は、
日英両語の企画デザインとプリンティングを
得意とするハワイの会社。
それをより早く、よりシンプルに、
より多くの方たちに知ってもらおうと考え、
つくったカンパニー・プロファイル。

ビジュアル・コンセプトは、
ハワイのミックス・カルチャー。
それが、ハワイの衣食住に端的に現れていることから
思いついたアイデアです。

イメージとしてのアイデアを具現化していくことが、
アートディレクターとしての僕の大事な仕事。
しかし、それも優秀な社内スタッフや
心強い外部ブレーンの協力があってこそ。
所詮、自分ひとりの能力なんてたかが知れてます。

表紙に使いたい波の写真のために、
何度もオフィスへ足を運んでくれた傳次郎さん。
日本からバケーションでハワイへ来ていたのに、
快く中面のイメージを一日がかりで撮ってくれた
スタジオ・バクダッドの西川くん。

その節は何だかんだと、わがままな注文ばかり出して
どうも申し訳ありませんでした。
おかげさまで、とても好評かつ効果を上げた
カンパニー・プロファイルとなりました。

この場を借りて、あらためて
感謝とお礼をさせていただきます。
Mahalo Nui Loa!

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土足厳禁のハワイです。
2011年 02月 12日 (土) 23:50 | 編集
全米50州で唯一、
室内土足厳禁と言ってもいいくらいのハワイ。
ローカルのみなさん、玄関で靴を脱いで
お部屋に上がっていくのです。
これも、ハワイらしいミックス・カルチャーのひとつ。

slipper for cp
ハワイ在住時代に勤めていた会社の会社案内。その中ページ扉イメージNo.3
ハワイアナスより、ロングスのセールで買った何でもないビーサンのほうが粋。
夕暮れ時のワイキキ・ビーチで寝そべって撮ってもらいました。
Photo by Fumiaki Nishikawa (Studio BAGDAD)


そんなハワイの玄関先、
ポットラック・パーティでもあれば、
ゲストの色とりどりのビーサンで溢れかえったりして
じつにぎやかなものです。

と言っても、ハワイでは
「ビーチ・サンダル」じゃなくて、
「スリッパー」と呼ぶのが一般的。
正確には、ラバー・スリッパーでしょうか。

仕事以外では、みなさんこの超ラクチンな
スリッパーで過ごすローカルの人々。
しかし、難点もあるんです。

ハワイの会社を退職して、
しばらく「お気楽生活」をしていたときのこと。
靴を履く必要もないので、
毎日、どこへ行くのもスリッパーの僕でした。

しかし、一ヶ月もすると、
足のかかとがとんでもなく角質化。
気が付けば、ヒビ割れ寸前のひどい状態でした。

おまけに久々に靴をはいたら、
どの靴もなんだかタイトで。
ゆるいスリッパーの生活で
足が間延びしたみたいなんですね。

やっぱり、スリッパーは、
たまに履くからこそ開放感があっていいんだよな~、って
バスタブで角質化したかかとの手入れをシコシコしながら、
そんなことを思ったのでした。

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アロハ・シャツは、もう着ない。
2011年 02月 07日 (月) 23:50 | 編集
その昔、ハワイで西洋のシャツと
日本の着物が出会って、生まれたアロハ・シャツ。
これもハワイらしい
ミックス・カルチャーの好サンプルと言えます。

aloha for cp 
ハワイ在住時代に勤めていた会社の会社案内。その中ページ扉イメージNo.2
50sのアロハ・シャツのリプロダクションをラナイで撮影。
錦鯉に鶴に松。なんとも日本的なアイテムをちりばめた柄が泣かせます。
Photo by Fumiaki Nishikawa (Studio BAGDAD)


1950年代のハワイのいろんな資料や写真を見ていると、
ローカルの人々、観光客を問わず、
みんなアロハ・シャツを楽しそうに着ていたようです。

今、ヴィンテージと言われるアロハ・シャツの多くは、
その当時、シルクに代わる新素材として生まれた
レーヨンでつくられたもののことを言うんですね。

しかし、現在のハワイはどうでしょうか?
レーヨン素材のアロハらしいアロハ・シャツ
(ヴィンテージと言うことではなく、リプロダクションや現行もの)を
着ているローカルの人をほとんど見かけることがないんですよね。
個人的には、それがとても気になるんです。

ハワイで今、
ローカルのひとたちが着ているアロハ・シャツと言えば、
レインズに代表される生地裏を表面に仕立てたタイプが圧倒的。
素材はレーヨンではなく、コットンまたはポリエステルの混紡。
ハワイのビジネス・シーンでは、みなさん愛用しています。

以前、あのジェイク島袋が
日本の大手音楽プロダクションからデビューした時のこと。
彼がステージで演奏したり、メディアに出る際は、
そのプロダクションとのスポンサー契約で
ヴィンテージ・アロハ・シャツのリプロダクションで有名な
日本の某アパレル・メーカーの
アロハ・シャツ着用が約束事になっていました。

その後、そことの契約が切れてからは、
残念ながらアロハ・シャツを着たジェイクの姿を
見ることもなくなりました。

南国、エキゾチック、パラダイス。
そんなキッチュでポップなイメージが色濃く漂う
50sスタイルのレーヨンのアロハ・シャツ。

ローカルのひとたちにとっては、
お気楽モードのツーリストが着る「観光着」としか
もう写っていないのでしょうか?
もしそうだとすれば、寂しい気がしてしまいますが。

いや、単にレーヨンのアロハ・シャツが
彼らの好みではなくなってしまっただけのこと。
きっとそうだと思います。

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もちろん、メールよりおむすび。
2011年 02月 02日 (水) 23:50 | 編集
スパムと聞いて、反射的に
「スパム・メール」じゃなく、
「スパムむすび」を思い浮かべてしまったら、
重いハワイ病かも知れませんね。

spam for cp 2
ハワイ在住時代に勤めていた会社の会社案内。その中ページ扉イメージ。
写真は、スタジオ・バクダッドの西川文章さんです。
バケーションでハワイへ来ていたのに、ムリを言って彼に撮影を依頼。
彼自身の丁重で巧みな手焼きプリントならではの味わい。さすがです!


スワップ・ミートに出店する時は、
必ずこのスパムむすびを
早朝のセブン・イレブンに寄って買い、
出店準備を終えた後、
これで腹ごしらえをすることが楽しみでした。

写真のパンフレットをつくった当時、
スパムの消費量は、
全米州の中でハワイがトップでした。
でも、案外今はハワイB級グルメ・ファンの多い
日本がそれを超えていたりして。

多民族が仲良く暮らすハワイ。
そんなハワイのミックス・カルチャーが
生み出したとも云える逸品?スパムむすびですね。

当たり前のように箸を使いこなして食事をする
ローカル・ハワイの人々を見ていても、
ミックス・カルチャーは
まず食文化に現れてくるような気がしました。

人種のるつぼと言われるニューヨーク。
といっても、それは「多民族の共存」。
でも、ハワイの場合は「多民族の融合」と言えるのでは。
だから、きっと素敵な島なんでしょうね。

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人生、山あり谷あり、波がある。
2011年 01月 28日 (金) 23:50 | 編集
人生長く生きていますと、
ほんとうにいろいろとあります。ありました。
良い時もあれば、悪い時も。

でも、皮肉なことに良い時に限って、
その時は、当たり前だと思っているんですよね。
悪い時は、ちゃ~んとすぐわかるくせに。

co profile
僕が在籍していたハワイの会社。その会社案内のカバーです。
デザインからアート・ディレクションまで楽しくやらせていただきました。
写真は波を撮らせたら世界一、カウアイ島在住の佐藤傳次郎さんです。


1991年、僕がハワイ入りしてしばらくの間、
勤めていた会社は東京本社のハワイ支社でした。

日本からのハワイ渡航者が年間200万人を突破した
ハワイ観光バブル時代を経て、
それを境にハワイ経済も除々にしぼんで行きました。

やがて、僕のいた会社は売りに出され
ハワイのローカル資本が入り、
完全にローカルの会社となりました。

そして、自分自身がローカルの待遇となって、
はじめてわかったことがありました。

東京本社のハワイ支社だった頃は、
給料を含め、待遇面では
それなりに優遇されていたことを。

以来、ハワイのローカルの人々の生活が、
思った以上にたいへんだということを
身を持って感じるようになったのです。

だから、毎日が暗いかといえば
まったくそんなことはなく、
明るく楽しく暮らしているハワイの人々。

生きていること、
生かされていること自体に感謝しながら、
日々の生活やまわりを大切にする心。

ハワイのアロハ・スピリットは、
経済的ゆとりより、心のゆとりから生まれている。
これもローカルの会社に身をおいたことで、
気付くことができたのかも知れません。

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